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金庫のSOS

金庫が開かないという鍵のトラブルもよく舞い込んでくるものだ。
特に年末の大掃除の時期や引っ越しの時期などに鍵を紛失してしまって開けられなくなるという相談が増える。

開かない金庫トラブルにはいくつかのパターンがある。
一つ目は「鍵はあるけどダイヤル番号がわからない」というもの。
2つ目は「ダイヤル番号がわかるけど鍵をなくしてしまった」
3つ目は「鍵もなくダイヤル番号もわからない」
4つ目は「鍵もあって番号も合ってるはずなのになぜか開かない」
最後は「鍵業者に頼んだけで壊そうとしたけどそれでも開けられない!」という困ったもの。
1から4までは金庫を開けた後はこれまでと同じように問題なく使用することができる。しかし5に至ってはトラブルを余計に悪化させることになりかねない。また、壊した後の金庫の廃棄にも困ってしまう。

金庫の鍵でこまったことがあればすみやかに鍵屋に依頼することをおすすめする。しかし、金庫の解錠作業は業者によって得意不得意がある。
開けられなかった場合にはお金をとられないようなお店にまず頼んでみるのが賢明かもしれない。
優秀な鍵屋や金庫専門業者なら金庫を破壊することなく開けられる。しかし、金庫の種類によってはどうしても破壊しないと開けられないといったようなものもあるのでよく調べて業者に頼むようにしよう。

ドアクローザーとはドアの上部に必ずついているドアの開閉速度を調整するための機構である。
このドアクローザーが壊れていると風によってドアが煽られて勢い良く閉まってしまい、大変危険である。
ドアが急激に開いて近くにいた人にぶつかったり、勢い良く閉まって体が挟まったらけがをするおそれがある。また、ドア周りのガラスや壁などが損傷するおそれもある。

故障は早めに察知して修理をするようにしよう。
故障の前兆としてはドアの開け閉めが遅くなったり、軽くなったりなど、これまでと感触が変わっていたら怪しむ必要がある。
また、ドアを引きこむ時にきちんと閉まらずに途中で止まったり、ドアクローザーのアーム部分がカックンカックンと音がするようであれば故障の可能性が高い。
ドアクローザーから油が漏れてくることもある。

これらの異常が現れていたら修理を依頼しよう。
ドアクローザーは新規取り付けや修理交換の場合でもドアの寸法や重量に適したものを選ぶ必要がある。そうでないとせっかく交換しても不具合が起きてしまう。

開閉力の違いによって番手は異なってくる。とりあえずドアの重さを基準に適当なドアクローザーを選ぶのが無難である。

また、ドア枠にストレスがかからない正しいブラケット金物を選ぶのも重要だ。

電子ロック

最近増えているのが電子ロックを自宅の玄関に取り付ける人だ。
鍵を持ち歩く必要がなく、暗証番号でロックを解錠できるので使い勝手の良さから人気を集めている。

これまでのシリンダーをやめて新しく電子錠に交換したいという人におすすめなのがインターロックという電子錠だ。
これは電子錠の中でも比較的簡単に取り付けることができるものだ。
電気回線の工事は必要なく、ドアにもストレスを与えることなく設置することができる。
インターロックは携帯電話やPASMOなどのカードを鍵として使うことができる。また、暗証番号を入力することでも家に入ることができる。

これまで何気なく使っていたが鍵を手に持ち、それを鍵穴にさして回すという動作は結構な不便さを伴う。特に手や目が不自由な人にとっては使い勝手がよろしくない。
また、紛失のリスクも有る。

それを考えたらカードをかざしたり、番号を押すだけで開くインターロックはお年寄りや子供でも使うことができるものだ。

また、自動モードに設定しておけばドアが完全にしまった時に電気錠が勝手に施錠してくれる。鍵の締め忘れを防いでくれるので防犯的にも安心だ。

住宅のほか、オフィスや店舗などにも導入されている。特に小規模な事務所などにはおすすめである。鍵を持ち歩く必要がないので複数の従業員が出入りする扉に取り付けると大変便利だ。

追加の合鍵を作成する場合にはセキュリティカードが必要になることが多い。
最近のピッキングに強い鍵は不正な複製を防ぐためにセキュリティカードというシステムを採用しているのだ。

セキュリティカードにはその鍵の情報が書かれている。
鍵を持っていっただけでは合鍵を作ってもらえないし、カードを持っていっただけでも断られてしまう。また、カードに書かれているシリアルキーを書面や口頭で伝えただけでは鍵屋に合鍵作製を断られる。

直接鍵屋にカードとオリジナルキーを持っていかないと鍵の作成をしてもらえないということだ。

また、鍵の中には身分証の確認ができないと合鍵を作ってもらえないものもある。このくらい徹底して第三者によって勝手に鍵を作られないように防いでいるのである。

しかし、このような防犯性の高い鍵を使用している人の中にはセキュリティカードの重要性を理解していない人もいる。
カードのことを忘れてしまったり、捨ててしまったりして、いざ鍵を作りたい時に困ってしまうのだ。
鍵屋にカードを紛失したと相談しても鍵屋にはどうすることもできない。カードがない状態ではどうやっても鍵を作成することはできないのだ。

鍵をあたらしく購入した時には自分の使用している鍵がどんなものなのか、合鍵を作るにはどうしたらいいのかをしっかり確認しておく必要がある。